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シンポジウム参加者アンケート レポート

  • 本シンポジウムにおいては、終了後にアンケートを実施しました。ご協力いただきました参加者の皆様に、心より御礼申し上げます。
    皆様から寄せられた貴重なご意見・ご感想は、今後のグリーン人材育成の取り組みや、より良いシンポジウムの企画・運営に向けた大切な指針とさせていただきます。

  • ◆調査目的及び概要

    本調査は、シンポジウムを通じて参加者がどのような気づきや理解を得られたかを把握し、今後のグリーン人材育成や社会的連携の方向性を探ることを目的としております。また、企画・運営に対するご意見を収集し、次回以降の改善に活かす意図もございます。自由記述形式を中心とした設問構成となっております。

  • ◆回答者属性

    回答者は35名で、大学教授、学長、自治体職員、企業役員、学生、ボランティアなど多様な職種にわたっております。
    年代は10代から70代以上まで幅広く分布しており、50代・60代の回答者が多く見受けられました。

  • ◆印象に残った発言の傾向

    登壇者によるさまざまな発言を挙げてくださいました。
    多様な登壇者の多様な発言が、皆さまの心に響いたのではないかと存じます。記載内容の一部を列挙します。

    • 環境問題は面白くないから広まらない。楽しくすればいい
    • 人間だけが対話できる。だからこそ社会課題を解決できる
    • 日本の自然は人との関わりの総体
    • 企業が環境と連携する意義
    • 楽しい体験から伝えることが大事
  • ◆グリーン人材に関する理解の深まり

    シンポジウムを通じて、参加者はグリーン人材に対する理解を深めていました。
    単なる専門人材ではなく、自然哲学を持ち社会変革を担う存在として捉えるようになったという声が多く見られました。
    知識だけでなく、現場での体験や実践が重要であるという認識も広がっており、若者だけでなく高齢者や地域住民など、あらゆる立場の人がグリーン人材として活躍できる可能性があることが共有されました。

  • ◆連携の可能性に関する具体的提案

    参加者からは、大学・企業・自治体・市民団体などが協働する産官学民連携の体制づくりに対する期待が寄せられました。
    特にユースとのネットワーキングや地域単位での連携、教育機関との協働などが具体的に提案されています。
    社会全体でグリーン人材を育成する仕組みづくりが求められていると言えます。

  • ◆今後の期待・要望の分類と傾向

    今後の企画に対しては、「カーボンニュートラル」「ネイチャーポジティブ」「Beyond SDGs」などのテーマへの関心が高まっていることがわかりました。
    形式面では、オンラインと対面の併用、体験型・対話型の企画、ユースが司会を務める形式など、参加者が主体的に関われるスタイルへの期待が寄せられております。
    対象層としては、ユースの発言機会の拡充、世代間交流、企業や自治体との連携などが求められており、運営面では発言機会の公平性や議論の深さに対する改善提案が見られました。

  • ◆印象に残った発言の傾向

    本アンケートを通じて、グリーン人材育成に対する社会的関心の高さと、実践的な課題意識の広がりが明らかになりました。
    今後の取り組みは、以下の4つの柱を中心に進めることが重要です。

    • 1.定義の明確化と育成方針の整理
    • 2.ユースとの対話と共創の深化
    • 3.楽しさ・共感を軸にした啓発活動
    • 4.多様な主体による連携の仕組みづくり

    これらを基盤に、グリーン人材が社会のあらゆる場面で活躍できる環境を整えてまいります。