持続可能な社会の構築に向けては、気候変動や資源循環、生物多様性といった環境対策に加え、人と社会がよりよくあること (ウェルビーイング)の重要性が認識されるようになってきました。そのための人材(グリーン人材)育成を含む社会システムへの移行・変革が、各地で萌芽しています。しかし、地球・地域環境の危機的状況を考えると、その変革を加速することが急務となっており、まさに未来を変える選択を迫られていると考えられます。
そこで、実際にグリーン人材として活躍する産学公民の前線・現場の方々とともに、それを目指すユースからの「問い」や「提案」も受け、対話の中で深化させる場として開催いたします。
ご関心のある方は、是非ご参加ください。
◆概要
日 時:2025年9月20日(土) 10:00~12:00
場 所:国立京都国際会館 Room D
主 催:総合地球環境学研究所、カーボンニュートラル達成に貢献する大学等コアリション
共 催:文部科学省、経済産業省、環境省、KYOTO地球環境の殿堂 運営協議会 事務局
◆プログラム
10:00~10:05 開会挨拶 山極壽一 所長(総合地球環境学研究所)
10:05~10:15 来賓等ご紹介
10:15~11:55 シンポジウム(産学公の登壇者と、ユースらによる対話)
モデレーター:浅利美鈴(総合地球環境学研究所グリーンナレッジセンター長・教授)
<登壇者> 順不同
櫻井 紫 氏(広島県東広島市志和町地域おこし協力隊員)
内藤 由理 氏(公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)企画管理室)
中井徳太郎 氏(「三千年の未来会議」代表理事、元環境事務次官)
屋田 春希 氏(経済産業省GXグループ 環境政策課 総括係長)
横田 篤 氏(北海道大学 理事・副学長、サステイナビリティ推進機構長)
山極 壽一 氏(総合地球環境学研究所 所長)
11:55~12:00 閉会挨拶 喜多 隆 氏(神戸大学 理事・副学長)
◆開催背景・目的
持続可能な社会の構築に向けては、カーボンニュートラル・サーキュラーエコノミー・ネイチャーポジティブといった環境対策に加え、人と社会がよりよくあること (ウェルビーイング)の重要性が認識されるようになってきました。そのためのグリーン人材育成を含む社会システムへの移行(グリーン社会変革)が、各地で萌芽しています。しかし、地球・地域環境の危機的状況を考えると、その変革を加速することが急務となっており、まさに未来を変える選択を迫られていると考えられます。
総合地球環境学研究所(地球研)においては、これまで自然科学と人文・社会科学を融合した「超学際研究」を推進してきました。地球・地域環境の危機的状況に対応するためには、科学的知見のみならず、地域の知恵・文化や社会の仕組みを含めた総合的なアプローチが必要とされています。産(企業等)および公(自治体・NGO等)にネットワークを広げ、グリーン社会への変革のための研究を進め、学術領域を創出・拡大すると同時に、それを地域や社会に還元・拡大するグリーン人材育成の拠点となることを目的として、グリーンナレッジセンターが2025年4月に開設されました。
また、カーボンニュートラル達成に貢献する大学等コアリション(以降、コアリション)は、文部科学省・経済産業省・環境省による呼びかけのもと、カーボンニュートラルに向けた積極的な取組みを行っている大学等による情報共有や発信の場として、2021年7月に立ち上がりました。現在、200を超える大学等がメンバーとなり、5つのワーキンググループに分かれて活動しています。地球研が事務局を務めるこのコアリションも5年目を迎え、次期コアリションの在り方に関する議論を進めているところです。
この度、次期コアリションの在り方も含め、グリーン人材の社会における共創について、実際にグリーン人材として活躍する大学生や現場の方々、それを目指すユースからの「問い」や「提案」も受け、対話の中で深化させる場として、本シンポジウムを開催いたします。大学生やユースらには、事前のセッションで「問い」や「提案」を練っていただき、当日は、それらを投げかける形で登壇者との対話を行います。今後のプラットフォーム拡大に向けたネットワーキングも企図しています。
地球研のこれまでの研究や取組みを土台として新たに誕生したグリーンナレッジセンターとともに、グリーン人材を社会の中でどう育て、どうつくっていけるか、皆さんも一緒に考えていただけませんか?
◆申込
〇大学等コアリション参加機関・協力機関の皆様:
別途、事務局からご案内しておりますフォームによりお申込みください。
〇一般の皆様:
下記よりお申込みください。
事前申込制:申込期限 9月18日 17:00
申込リンク:https://forms.office.com/r/sLC5pa2V2V
◆参加料 無料